手術直後は血が止まっていても、動きまわったり、アルコールを飲んだり、お風呂に入ったりすると出血します。傷の中にたまった血は、治りを悪くし、手術の結果をだいなしにします。


次の注意事項をお守り下さい。
手術当日は安静にし、患部を冷やして下さい。
入浴、飲酒は、抜糸までひかえて下さい。
包帯を勝手に交換しないで下さい。
スポーツ、お化粧など、傷に影響すると思われることは、許可のあるまでひかえて下さい。
 


 手術の部位や方法などによって、腫れの程度は異なりますが、手術後1週間は必ず腫れが来ます。皮下出血はお化粧でかくせても、腫れはかくせません。特に二重まぶたやシワとりなど顔の手術では、この期間を充分に考慮に入れて下さい。
 腫れを少しでも軽くし、早くひかせるために、前項A〜Dのような注意事項をお守り下さい。

 麻酔がきれると痛みが出てきますが、翌日からは時間の経過とともに軽くなってゆくのが普通です。痛みが長びいたり、急に強くなったりするときは、化膿など傷のトラブルが考えられます。早めに来院されるか、ご連絡下さい。

 



 抜糸が終わると、傷は治っていると錯覚しがちですが、それほど傷は逞しくありません。3週間たっても、傷の強さは正常の皮膚の10〜20%くらいです。手術後1ヵ月間は、傷に強い力を加えたり刺激を与えないようご注意下さい。

 手術後の傷あとは1〜2ヵ月くらい“しこり”として硬く触れる時期がありますが、3〜6ヵ月のうちにやわらかくなります。
 傷あとの赤味も、時間の経過とともにうすくなり、長い人でも1年位すると肌色になって目立たなくなります。
 まれに、ケロイド体質の人や、傷の治りが悪かったような人は、赤いみみず腫れ、即ち「ケロイド」を生ずることがあります。


 手術は魔法ではありませんから、傷あとは必ず残ります。この傷あとをいかに細く、いかに目立たなくするかが、私たち形成・美容外科医の務めです。